本格的に動き始めるのは、来年からになりますが、10月から、動画を使ったリモートレッスンを少しずつやっていきたいと思っています。
きっかけは、高知で2020年までやっていた、日本一小さな製菓学校の卒業生の方たちが、東京でボーッとしている私を案じて(?)また新しいお菓子を教えてほしい、と言ってくれたこと。
2021年はコロナ真っただ中。「私、そっちに行けないから無理じゃない?」と断ったら、「みどり先生は、エコール・クレーム・エ・メティエのパティスリーレッスンの3カ月間で、私たちの運命を変えたんです。なので、この先も私たちにお菓子教えてください!」と言われ、その言葉が、ものすごく胸に刺さったんです。
「わかった、やってみる」
彼女たちの運命を私が変えたのなら、彼女たちの未来を見届ける役目が、まだ自分に残っているんだ、そう思いました。
そう言ったものの、超アナログ人間なので、本当におっかなびっくりで、スマホをぶら下げて自撮りして、編集も自分でやって、いろいろ試行錯誤の始まりです。
とりあえず、ボロボロの動画が出来上がりました。それが意外と好評で、「次はこれ教えてください」「こんなのはないですか?」とオーダーをもらって、私も「次、これどう?」「それならこれやる?」と、どんどん作って、みんなに見てもらって、リモートレッスンが本当に楽しくなっていきました。
結局、なんだかんだ言って、エコール・クレーム・エ・メティエの卒業生、あなたたちに、私はいつも助けられてしまうんだよね。本当にありがとう。私があなたたちの運命を変えたのと同じように、あなたたちも私の運命を変えたんだよ。
私はお菓子を教えるのが、好きです。
リモートのレッスンなら、今まで出会っていなかった未来のパティシエールたちとつながって、一緒にお菓子を作ることができる、それをやってみたいと、ちょっと覚悟を決めて、準備に取りかかりました。
最初はバター、砂糖、卵、小麦粉を使って作る、シンプルな「キャトルキャール」の動画レ
ッスンからスタートです。
キャトルキャールのレッスンで、材料とコツさえわかれば、ここまでできるという、お菓子のアルケミーをお伝えしていけたらと思っています。
必要な材料をひとつひとつ正確にはかり、準備をして、作り方をみて、きちんと手順を守って正確に作っているのに、想像していたものができあがっていないこと、ありますよね。形はお店で売っているものと、自分が作ったもの、同じようにみえても、食べてみるとまったく違う、なぜ?
その、お菓子の疑問を、動画と zoom も交えながら、すすめていく予定です。
このキャトルキャールレッスンを、お菓子作りを愛する未来のパティシエールたちの、お菓子のトリセツにしてもらえたら、と願っています。
そして、10月1日から始まるモニター生を募集することにしました。(募集要項はこちらです)
応募の条件が多めなので、面倒に思われるかもしれませんが、格安でレッスンを受けられるので、利用していただけると、うれしいです。
イル・プルーメソッドでのパウンドケーキの作り方をまだご存じない方、ぜひご応募お待ちしております。
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