école crème et métier blog

avec toi

この名前をつけたのは、私です。

いつも生徒さんがお店や教室をオープンするとき、なぜかうちのムッシュに屋号をつけてもらう、というのが流行って、特に高知のエコール・クレーム・エ・メティエでは、

高知のル・プチグーテ、イデー・ブランシュ、愛媛のル・タンナチュレル三つのパティスリーの名付け親です。

それが今回のこの屋号で淡路島に小さな焼き菓子専門店をオープンする沙也加ちゃんの屋号は、私がつけたものです。

ふたりで、パリへバカンスに行ったのですが、出発する直前、空港で日本最後の食事をとりながら、沙也加ちゃんが、パティスリーをやるなら、おじいちゃんもおばあちゃんも、子供も、みんながつながれるような、そんな場所にしたいんです、と夢を語っていて、彼女らしいなあ、と思って、ふと出たのが、avec toi でした。

「なんですか?それ、フランス語ですか?」

「シンプルにあなたと一緒に、って意味よ」「へ~、アベクトワ、アベクトワ…」と、沙也加ちゃんは、小さい声でアベクトワを数回呪文のように唱えていました。

パリからカンペール、ブルターニュ、ノルマンディーと駆け抜けたバカンスから時は流れて、突然今年の春に、沙也加ちゃんとオンラインでしゃべっているときに、

「私、やってみようと思うんです、アベクトワ」と言うので、

最初はなんのことか、全然わけがわからず、

「なにそれ?」と聞き返しました。

 「私の屋号です。前にみどりさんがつけてくれた…」

「アベクトワ、えええ~!私がつけた?お店やる?で、屋号がavec toi? えええ~?」

 大パニックです。自分の娘が結婚して北国に行くと言われた時より、正直あわてました。

 なんとなく沙也加ちゃんは、このまま、めちゃくちゃお菓子が作れる会社員を続けていく人、そう勝手に思い込んでいたのです。

「やっぱり、お菓子作るのが好きなので、やってみよかなと。」

にこにこの笑顔で彼女は私にそう言いました。


私が高知の土佐山で蒔いた小さな種が、またひとつ芽をだして、今、空に向かって伸びていこうとしています。今、そう思うとものすごく感動します。

 2019年、高知での伝説の大丸デパートでの販売でも、沙也加ちゃんが先頭に立って仕切ってくれて、2日間、オープンからたった2時間で完売の大成功で、ついたあだ名が委員長。

 実際にレッスンを受けてくれたのは3か月間だったけれど、一緒にフランスにも行って、本当にたくさんのことを吸収して、淡路島に戻っていきました。

先日、彼女が作った焼き菓子を送ってきてくれたのですが、どれも彼女らしい、繊細な出来上がりに心が躍りました。

 最初は大変かもしれませんが、やってみたいを大切に、彼女のことだから、これからたくさんの人を幸せにしていくことでしょう。

 私もエコール・クレーム・エ・メティエのみんなも、これからの彼女を見守っていきたいと思ています。Nous somme toujour avec toi, Sayaka.


頑張れ、沙也加!みんな応援しているよ!


avec toi 焼菓子工房 https://lit.link/avectoisa

2022年11月4日淡路島洲本にオープンです。



不慣れな点も多く、お客様にご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、

とても素直な焼き菓子を、ひとつひとつ心を込めて作っています。

どうぞみなさま、よろしくお願いいたします。

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